英語学習の目標を立てることで、効率よく英語力を高められる理由

英語学習を進める上で継続や努力は大切なのはもちろんですが、「目標を立てる」ことはとても大切です。

英語学習の課題として、学習の継続を60.4%の社会人が答えています。英語学習を始めたのに、継続することができず、挫折する人が多くいます。

約9割の人が英語学習に挫折したことがあると回答し、挫折までの期間は「3ヶ月以内」が約8割になっています。

英語学習の初期段階で、いかに挫折しない環境で学習を継続して取り組むことが重要であることが調査からも分かります。


そこで本記事では、英語学習の目標を立てる重要性や、目標を達成するために必要な環境づくりなどについて詳しく解説しています。

 

 

1.英語学習に目標が必要な理由とは

英語学習の目標を設定することで、大きく2つのメリットを得ることができます。

・モチベーションの維持
・英語力向上への道筋を明確化

それぞれの意味合いについて考えてみましょう。

 

英語学習は中長期の継続した学習が必要

語学全般にいえることですが、英語学習は学習の幅が広く、一定期間学習を継続することは必須です。

そのため、ただがむしゃらに英語を勉強するだけではいつしかやる気が失せてしまう、学習に飽きてしまうということになりかねません。

英語学習の目標を設定することで、目標達成に向けてモチベーションを維持することができ、結果、中長期的に英語学習を継続できます。

日々の生活の中で英語学習習慣をと入れることが最大のポイント

英語学習は、継続して行うこととプラスして、「学習習慣をつける」ことが英語力向上へ直接的につながります。

目標を設定することで、目標達成に向けて英語を継続的に学び、継続が習慣化されればさらなる英語力向上に結びつくのです。

英語学習において目標を立てることは、モチベーションの維持と英語学習の習慣化に大きな役割を果たします。

2.英語学習を始めたけど挫折してしまう原因のTOP5

英語学習を始めたけれど、志半ばで挫折してしまったという経験をもつ人は多いのではないでしょうか。

なぜ挫折してしまうのか?その理由を個々で考えてみたいと思います。

 

①すぐに結果を求める

先にも触れていますが、英語力向上には中長期的な英語学習が必要です。

すぐに結果を求めてしまうと、短期間で思うような結果が出ないために、「頑張っても無理だった」と挫折してしまうことになります。

本当は、「結果を出すことができなかった」のではなく、単純に学習時間が足りなかっただけかもしれないのに、短期間で結果が出なかったからと英語学習に挫折してしまうのは本当に残念です。

「1ヶ月で日常英会話をマスターできる」「3ヶ月でビジネス英語が身につく」などと謳っている教材が

販売されていますが、まったくの英語初心者が短期間で英語力を身につけることは難しいです。

②忙しくて英語学習時間を確保できない

仕事で忙しく、英語の学習時間を捻出できないために挫折してしまった…という人も多いです。

英語学習にはさまざまな方法がありますが、独学での継続した学習に地震がないという人は、英会話教室に通うことを検討する人もいるでしょう。

英会話教室はレッスンに通う時間が必要になるので、残業でレッスンの時間に間に合わなかったりすると、その分の英語学習ができなくなってしまいます。

こうしたことが続くにつれて、時間だけ経過して英語学習が進まないため、挫折につながってしまいます。

 

③自分に合う英語学習方法や教材がわからない

自分の性格やライフスタイルに合った英語学習方法を選択し、教材を使用することは、実は英語学習に取り組む上で非常に重要なポイントです。

しかし、口コミや評判が先に立ってしまい、自分に合った教材を使用できていない人がたくさんいます。

そして英語学習が思うように進まない、楽しめないという理由から挫折してしまうのです。

英語学習方法は実にたくさんあります。英会話教室においても、教室に通って行うタイプもあれば、オンラインの英会話レッスンがありますし、独学で学ぶ上でも教材の種類はさまざまです。

膨大な数の英語学習方法から自分に合ったものを選択することは、大変ですがとても大切なのです。

 

④アウトプットをする環境がない

英語学習、特に独学の場合だとインプットが中心となり、アウトプットができていない人が多いです。

テキストやCDを購入して、単語を覚えたりヒアリング力をつけた人は、自分に英語力がついたと自覚します。

しかし、いざ英語で会話をしようと思うと言葉が出てこない…ということはよくあります。 

より実用的な英語力をつけるには、アウトプットを意識的に行うことが不可欠です。

しかし、アウトプットが思うようにできないために、英語力に限界を感じて挫折してしまう人も少なくありません。

⑤目標設定が高すぎる

どうせやるならとことんやる、しっかり英語力を身につけたいという気持ちから、高すぎる目標を設定してしまった人も、英語学習に挫折しやすいです。

「短期間で結果を求める人」にもつながりますが、例えばまったくの英語初心者で、中学英語も忘れてしまったような人が、「半年でTOEIC800点を目指す!」と思っても、実現することは難しいでしょう。

それ以外にも、短期間で結果を出そうとしたり、普段ほとんど英語を使わないのに独学だけでビジネス

英語を身につけようとするなど、高すぎる目標設定は危険です。

3.英語学習で成果を出すための目標設定のポイント

では、モチベーションを維持しつつバランスの取れた英語学習の設定を行うにはどのようなポイントをおさえればよいのでしょうか?

主なポイントは以下の4つです。

・英語力を高めて何がしたいのかを明確にする
・具体的な期間を設定する
・目標と現在地の距離を確認する
・成長を実感できるようにスモールステップの目標を設定する

それぞれのポイントについて以下で見ていきましょう。

英語力を高めて何をしたいのかを明確にする

多くの場合、英語学習を始める際には「なぜ英語力を身につけたいのか」という理由があります。

そして、その理由が目標のひとつになっているケースが多いです。

しかし、「英語力を高めて何がしたいのか」がより明確になっていないと、目標達成のゴールがぼやけてしまいます。

例えば、「海外旅行先で困らないくらいの英語力を身につけたい」と思ったときに、「海外旅行で困らないくらい」とはいったいどの程度のことなのか、明確に設定している人はどのくらいいるでしょうか?

海外と言ってもハワイ旅行であれば、実際のところほとんど英語が話せなくても旅行を楽しむことは可能です。

逆に、日本語がほとんど通じない国の場合だと、それなりに高い英語力が必要になってきます。

こうした「何をしたいのか」に伴う英語力のレベルがはっきりしていないと、ゴールもはっきりしないので、どこまでやればいいのかがわからなくなって挫折してしまいます。

英語力をつけて何をしたいのか、そのレベルはどの程度なのかをより明確にしておくことは、目標を設定する上でとても重要です。

目標と現在地の距離を確認する

「目標=ゴール」と、自分の現在の英語力との距離はどのくらいあるのかを確認しておくことも、目標設置の上で大切なポイントです。

この距離を確認しておくことで、具体的な期間の設定に役立ちます。

自分は今現在日常会話レベルの英語力を持っていて、基本的なビジネス英語ができるレベルをゴールに設定したい場合、その距離について考えてみます。

英語力初心者レベルから基本的なビジネス英語ができるレベルまでと、日常会話レベルから基本的なビジネス英語ができるレベルまでを比較すると、その距離に違いがあることは明確です。となると、それぞれの目標設定に向けた期間の設定も変わってきます。

 

具体的な期間の設定

現在の英語力と目標までの距離を確認したら、その目標に向けた期間の設定を行います。

期間の設定は現実的に行うことがとても大切ですので、しっかり検討しましょう。

例えば、英語初級レベルの人が、「3ヶ月後にTOEICを受けてスコア550を目指す」というのは現実的な期間設定だといえます。

そして、TOEICスコア500点を獲得するために、どのような英語学習方法を取り入れ、どのようなスケジュールでテキストを消化していくかを決めることができるという流れです。

短期間で結果を求めすぎても期待する結果を得ることはできませんし、長期的すぎるとモチベーションが保てません。バランスと、自分が1日に確保できる英語学習時間を考えながら期間を設定しましょう。

成長実感できるようにスモールステップの目標設定

目標設定を明確にして、自分の英語力との距離も確認した。よく検討して期間設定を行ったけれど、目標が大きいために達成するまでに時間がかかりそうだという場合、「スモールステップ」の目標設定を行うことが有効です。

最終的なゴールは当初の目標設定ですが、その間にいくつか小さな目標を立てて、ステップをクリアしながら最終ゴールを目指すという目標設定方法になります。

例えば、現在英語力が日常会話レベルであり、1年で中級レベルのビジネス英語をマスターしたい場合、まずは初級のビジネス英語を学び、実力をつけてから中級レベルにチャレンジする…という具合です。

合間にTOEICを挟んで英語力がどのくらい向上したかを目に見える結果で確認してもよいでしょう。

スモールステップの目標設定を行うことで、より計画的に、モチベーションを維持しつつ英語学習を進めることができます。

4.英語学習で目標達成するには環境づくりが鍵

英語学習の目標を達成させるためには、より効率的な学習環境を整えることが近道です。

どのような学習環境を整えるべきか、ここで考えてみましょう。

英語学習の習慣化

ひとつは、英語学習を習慣化できる環境を整えることです。習慣化といっても、決まった時間に規則正しく行う必要はありません。

「何時でもいいから毎日30分は英語学習の時間を取る」というように、1日の中で必ず英語学習を行う習慣を身につけていきます。

このとき、仕事やライフサイクルが不規則な人は、英会話教室など時間が決まっている形での英語学習は難しいかもしれません。

自分のライフスタイルに合わせて、独学でも英会話レッスンでも、継続して習慣的に行える英語学習方法を見つけてることがポイントです。

隙間時間の活用

英語学習の習慣化には、隙間時間の活用がとても有効です。

昼休みの30分や、帰宅後の1時間、または早朝会社に出かける前など、ちょっと時間が空いたときにすぐ取り組める英語学習方法を取り入れます。

英会話のCDや単語帳など、通勤電車に持ち運べるテキストなどは、隙間時間を活用した英語学習に適しています。

ただし、学習方法に偏りがあるため、バランスの取れた英語学習を行うには別の方法も合わせて取り入れるのが効率的です。

 

アウトプットできる環境

英語学習にとても重要で、かつ独学で英語を学ぶ人に足りないのが「アウトプット」です。

先に挙げた英会話のCDや書籍のテキストは、隙間時間を活用してインプットができる学習方法ですが、圧倒的にアウトプットの量が足りないというリスクがあります。

せっかくさまざまなフレーズを覚えて、ヒアリング力が向上しても、アウトプットできないと英会話は成り立ちません。

そして、インプットしているだけだと、いざ本番環境で英語を使いたいときに英語が出てこないのです。

どのような学習方法であれ、インプットした量と同じだけのアウトプットを行うことは、英語学習の上でとても重要です。

5.VRスマート・チューターならマイペースで効率的な英語学習が可能

「VRスマート・チューター」は、インプットとアウトプットをバランスよく行いながら英語力を向上できる英会話学習教材です。

VR機器を装着して、実際に外資系企業で働いている感覚を楽しみながらビジネス英語を学ぶことができます。

VR内の登場人物が話しかけてきたら、それに答えることでしっかりアウトプットすることが可能。

またVRを通して自分の視線をチェックし、登場人物とアイコンタクトが取れているかなど、コミュニケーション能力も評価してくれる点が特徴です。

VRを装着すればすぐに学習を開始できるので、隙間時間を活用した英語学習ができます。

15分でも1時間でも、自分のスケジュールに合わせてマイペースで学べる点も魅力。

VRスマート・チューターは10日間の無料体験を展開しているので、まずは本番レッスンと同じ環境で無料レッスンを楽しみながら、VRの魅力を存分に味わってください。