英語学習にディズニー映画がおすすめの5つの理由とディズニー映画で英語学習する際の注意点

「ディズニー映画で英語学習をしたい!」

「楽しく英語の勉強をしたい!」

そんな方は多いのではないでしょうか。

実は、ディズニー映画は英語教材に適した映画といわれています。

上手く活用することで、リスニング力やスピーキング力を効果的に鍛えることができるようです。

本記事では、「ディズニー映画で英語学習は可能か?」というところから、英語学習にディズニー映画がおすすめの5つの理由、ディズニー映画で英語学習する際の注意点まで解説していきます。

 

1.英語学習にディズニー映画がおすすめの5つの理由

子どもだけでなく、大人の学習にもオススメ。

ディズニー映画は、ストーリーを楽しむだけでなく、英語音声と英語字幕を活用すれば、英語学習にも効果的に使えるのです。

まずは、ディズニー映画が英語学習に適している5つの理由について解説していきます。

 

①聞き取りやすい発音と速さ

ディズニー映画の最大の特徴は、以下の3つ。

・発音がキレイ
・単語レベルがカンタン
・会話のスピードがゆっくり

ディズニー映画はどの作品も発音がきれいで聞き取りやすいです。

スラングを使うようなキャラクターでも、発音は丁寧で聞き取りやすいのも魅力。

会話、歌詞の内容も簡潔な表現が使われることが多く、回りくどい言い回しも少ないのです。

 

②物語が分かりやすく会話の内容も想像しやすい

ディズニー映画は、ストーリーがシンプルで分かりやすいのが特徴。

多少わからない言語表現が出てきても、キャラクターの表情や動作から話しの流れを推測することができます。

また、ディズニー映画は会話が多いのも特徴。1対1や大人数でのディスカッションなど様々な会話シチュエーションがあるので、英語学習にはピッタリです。

単語レベルや会話スピードは作品にもよるので、自分に適した作品を選びましょう。


③大人から子供まで楽しめる内容

リスニングCDや、難しすぎる海外ドラマで勉強しても心が折れて挫折してしまう人がほとんどです。

ディズニー映画は大人から子供まで、誰もが楽しめる名作ばかり。観るのが楽しいから、英語学習を継続できるのでしょう。

 

④物語の長さが長すぎないので飽きない

飽きずに長続きさせるためには、教材にする映画選びも大切です。

短めの作品を何度も何度も繰り返し観たほうが、英語学習的には効果的とされています。ディズニー映画は比較的短く、80分~100分程度の作品がほとんどです。

どの作品も英語学習に活用できますが、作品によっては合う合わないがあると思います。英語学習に最適なディズニー映画の選び方として、

・自分が好きな映画か
・難易度が自分に合っているか

は考慮して選んでくださいね。

 

⑤関連教材が充実している

ディズニー映画は、たとえばCD付きのストーリー本なども提供されているので、それらを映画鑑賞に加えて活用することで、作品をより英語学習にフォーカスした効率的な学習をすることができます。

また、ディズニー作品は有名作品が多いので、英語リスニングの「答え」である台本(スクリプト)がカンタンに見つかるのもメリットです。

 

 

2.ディズニー映画で英語学習する際の注意点

メリットの多いディズニー映画ですが、注意点はあるのでしょうか。

ディズニー映画で英語学習する際の最大の注意点が、「ディズニー映画という教材が、その人の英語を学ぶ目的にマッチしない場合がある」ということです。

特に、あなたが英語を学びたいのが以下の2つのケースの場合、ディズニー映画で英語学習するのは向かないと言わざるをえません。

・ビジネス英語の学習には向かない
・TOEICの学習には向かない

ディズニー映画ではネイティブが使うような日常会話がほとんど。

そのため、ビジネスシーンで使うようなプレゼンテーション・ディスカッション・ネゴシエーションといったスキルを身に付けることは難しいと言われています。

また、TOEICはビジネス向けに調整された英語テストなので、ビジネス文章・ビジネスメールの問題がでてきます。

上記で書いたように、ビジネス英語はディズニーの映画には出てきません。

もちろん、ディズニー英語で『英語に触れる時間』を増やすことで間接的にTOEICの伸びやビジネス英語のリスニングに利く可能性はあります。

しかし、ダイレクトに『TOEIC勉強』や『ビジネス英語』を勉強するよりは圧倒的に非効率になってしまうでしょう。

ディズニー動画の特徴を知りつつ、自分の英語力アップに活用していくのがオススメです。

 

 

3.ディズニ映画で英語学習をするならおすすめの映画【厳選7選】

では、ディズニー映画を使って英語学習を行う場合、特にどの作品がおすすめなのでしょうか。

ここからは、数あるディズニー映画の中から、英語学習にオススメのディズニー映画を紹介していきます。

英語初心者の方は、自分が好きな作品を選んでおけば大丈夫ですよ!

 

①アナと雪の女王

第86回アカデミー賞長編アニメーション映画賞、歌曲賞を受賞したディズニー映画。「アナ雪」の略称で親しまれ、日本で空前の大ヒットを記録しました。

アナ、エルサの会話をはじめ、作中で使用される英語にカジュアルな表現が多く、日常会話にも応用可能なのがこの映画のいいところ。

作中には、「Let it Go」や「雪だるまを作ろう」など、有名な楽曲も多いため、英語初心者の方も親しみやすいですよ!

【あらすじ】

氷の力を持った女王エルサと、その妹アナ。力を制御できずに国中を凍らせてしまったエルサを追って、妹のアナはエルサの力で冬に閉ざされた王国を救うため、山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、雪だるまのオラフとともにエルサを探す旅に出るが…。

 

②ライオンキング

『ライオン・キング』は、広大なアフリカの大地を舞台に、“家族”そして“生命”への限りない愛を描いた感動のストーリーです。

動物たちの王国ではやや専門的な単語も出てきますが、ほとんどは中学校で習う英語で理解できます。

英語難易度は初級〜中級クラス。セリフは短めにまとまっているので、英語初心者でも何回も聞けば理解できるようになります。

また、作品自体も88分と比較的短い映画なので集中して英語学習に取り組めるはずですよ。

【あらすじ】

動物の王国の王、ムファサの子供である主人公のシンバ。ある日叔父のスカーの罠で、国を追放されたシンバは、ティモンとプンバァの2人組と出会い大きく成長します。

主人公「シンバ」が力強く成長し、スカーに支配された王国へと立ち向かい、王様になる軌跡を描いた物語。

 

③塔の上のラプンツェル

ディズニー長編映画50作目となる記念作品。生れてから18年間、森の奥にある高い塔で暮らす金色に輝く21メートルの髪を持ったラプンツェルの物語です。

使われている英語がとても易しいため、初級者にオススメです。

また日常的に使うことができる表現が多いのもポイントです。

日常生活でそのまま使える英語表現がとても多いですし、はっきりとした発音で、きれいな英語を学ぶことができます。

【あらすじ】

森の奥深くにある高い塔に住み、生まれてから一度もその塔の外に出たことが無い、金色に輝く魔法の髪の毛を持った少女ラプンツェル。

突然塔に現れた大泥棒のフリンと共に冒険に出ることで、塔の外の世界を知っていく物語。

 

④リトルマーメイド

子供から大人まで幅広い世代から人気な「リトルマーメイド」は、英語初級者におすすめの作品です。

アリエルの英語はとてもクリアで聞き取りやすく、使われている単語も分かりやすいのが特徴です。

ストーリーの面白さに加え、「Under the Sea」や「Part of Your world」など、有名な楽曲が楽しめる点も魅力です。

【あらすじ】

地上の世界にあこがれる人魚姫・アリエルは、ある日、「海の上に行くな」という父の命令を無視して、激しい嵐のなか海上に姿を現し、人間の王子・エリックを救出する。

エリックに恋をしたアリエルは、人間になろうと海の魔女アースラと取引をし、脚を手に入れる代わりに、尾びれと美しい声を失ってしまうー。

 

⑤トイ・ストーリー

男の子も女の子も楽しめるトイストーリーシリーズ。「ごく普通の少年の家」を舞台とした物語なので、日常会話でも役立つ英会話フレーズが多く登場してきます。

使われている英単語は易しいですよ。ただ、たくさんのおもちゃが登場するので、聞き分けが難しいぶん、ラプンツェルやアナと比べて少しだけ難易度がアップしますので、その点には注意しましょう。

【あらすじ】

カウボーイ人形のウッディは、少年アンディの1番のお気に入りで、仲間のおもちゃたちのリーダー的存在でもあった。

ところがある日、最新式のおもちゃ「バズ・ライトイヤー」が誕生日プレゼントとしてアンディのもとにやってきて、ウッディはお気に入りの座を奪われてしまい……。

 

⑥ベイマックス

日本人の主人公であるハマダヒロと、ベイマックスというロボットの心温まる感動的なストーリー。

英語レベルは普通程度ですが、中盤以降は戦闘シーンが多いので注意が必要です。

しかし、学生の日常会話がたくさん出てくるので、すぐに使える英語を知りたい方には非常に勉強になります。

リスニング力が問われるので、英語で映画を楽しめるようになってきたら挑戦してみるのがオススメですよ!

【あらすじ】

美しい最先端都市・サンフランソウキョウ。14歳の天才少年ヒロは、謎の事故によって最愛の兄タダシを失い、すっかり心を閉ざしてしまう。

そんな時、タダシが開発したケアロボット「ベイマックス」が起動し、ヒロの心身のケアを始める。やがてヒロは、かつて自身が開発したマイクロボットが悪の手に渡っていたことを知り……

 

⑦美女と野獣

家財道具になってしまった個性的な召使いたちのセリフや野獣のセリフには少し乱暴な言葉づかいもありますが、使われている英語はやさしいものが多いです。

美しい音楽や映像も素晴らしく、子供にも見せやすい映画です。

【あらすじ】

魔女によって醜い野獣に変えられたわがまま王子。もとに戻るには、魔法のバラの花びらが全て散るまでに“真実の愛”を見つけないといけないという条件が。

諦めて城に閉じこもって暮らす野獣のもとに、美しく聡明な娘ベルが現れて…。ベルと野獣のラブストーリーが描かれた名作です。

 

 

4.ディズニー映画で作品を楽しみながら英語を学ぼう!

ディズニー映画は、ストーリーやキャラクターはもちろん、音楽や映像が素晴らしい作品も多いのが魅力です。

ディズニー映画を用いた英語学習は、自分の趣味を兼ねて楽しみながら英語学習ができる画期的な学習方法と言えるでしょう。

とはいえ、英語学習は繰り返すことが一番。何度も見ていると飽きたり、同じフレーズしか覚えられなかったりするでしょう。

 

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