英語力を磨いて外資系企業で働こう!イチから始める英語学習法

グローバルな環境で働けるほか、キャリアアップに繋がるチャンスも多い外資系企業。

転職先としても人気のある外資系企業ですが、ネックとなるのが英語力です。

英語に苦手意識を持つ日本では「外資系企業で働きたくても、英語がうまく話せるか分からない」と、不安を感じる方も多いはず。

そこで今回は、外資系企業で求められる英語力と転職時に役立つビジネス英語学習法をご紹介します。

将来外資系企業への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

1.英語ができなくても外資系企業に入れる?

2.外資系企業に転職する必要な英語力の目安

3.ビジネス英語を身につけるためのステップ

4.外資系企業に転職するための効率的な英語学習

5.まとめ


1.英語ができなくても外資系企業に入れる?

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「外資系企業に転職を考えるなら、英語を話せるのは必須なのでは?」と思う方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、外資系企業に転職するうえで必ずしも英語が必要というわけではありません。

ここでは、外資系企業で英語が求められるケースと外資系企業で働くうえで重要な英語のポイントについて解説します。

外資系企業に転職するには英語力が必要?!

場合によっては、英語が話せなくても外資系企業に転職できるケースもあります。

例えば、クライアントのほとんどが日系企業や日本人社員が大多数を占める外資系企業では、ほぼ日本人同士でのやり取りとなります。

このような外資系企業で働くのであれば、日常的に英語を使用する機会はないに等しいでしょう。

外資系企業で働くスキルがあるけれどどうしても英語が苦手という方は、日本人の多い外資系企業で働くのも一つの手です。

一方で、日本に進出したばかりの外資系企業や海外のクライアントとのやり取りが多い外資系企業では、仕事のスキルだけでなく英語力も重要となります。

大切なのは、コミュニケーション力

実際に、ご自身が外資系企業で働いているところを想定してみてください。英語が話せるというスキルだけでは、仕事が円滑に進むとはいえないのではないでしょうか。

英語が必要な外資系企業では、同僚のほとんどが外国人です。チームで協力して業務に取り組む場合、双方の業務内容をきちんと理解していないと今後重大なミスに繋がることでしょう。

また、上司が出席する会議などで進捗状況を報告する時や海外のクライアントへプレゼンを行う場面を想定してみましょう。

上司やクライアントへの信頼を勝ち取るためには、英語を話せるだけでは乗り切れないこともあるはずです。

外資系企業で働くシミュレーションをしてみると、英語を用いて自分の考えを相手にきちんと伝えられるかが重要ということが分かりますよね。

英語が必要となる外資系企業への転職でキャリアアップを目指すなら、英語を理解することだけでなく英語でのコミュニケーション力も養わなければいけません。

業務内容の専門性が重要

外資系企業で英語が話せても、企業が必要とするスキルを持っていなければ転職は困難になることでしょう。

一般的な外資系企業では社員の年齢は関係なく、実力があれば誰でもキャリアアップを目指せる会社です。その分、社員1人1人の実力が重視されます。

外資系企業の採用試験では、英語力は高くても実力がない人と実力があるけれど英語力が初級レベルな人では、後者が選ばれることでしょう。

つまり、外資系企業で転職するためには、その会社で求められる英語レベルと同時に会社にアピールできるスキルを持っていることが大切です。

世界レベルで仕事ができるエキスパートであれば、多少英語ができなくても外資系企業には入れます。ただし、海外とのやり取りが必要となる外資系企業に転職したからには、仕事に必要な英語を学ぶことも必要ですよ。

2.外資系企業に転職する必要な英語力の目安

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英語が必要な外資系企業に転職する場合、実際にどれくらい英語力が必要となるかは企業や業務内容によってさまざまです。

希望する転職先の企業が決まっている方は、転職先の求人情報を参考にすれば英語力の具体的な目安が分かることでしょう。

ただし、転職先を探す前にあらかじめ英語力を身に付けたい人にとっては、外資系企業でどれくらい英語力が必要となるか目安が分かりにくいはず。

そこでここでは、外資系企業で平均的に求められる英語力の目安について解説します。

TOEICの点数

外資系企業の求人情報では、英語力をはかる目安として『TOEIC』の点数を基準にしています。

TOEICにはいくつかのテストがありますが、リスニングとリーディングの2項目が出題される990点満点の『TOEIC® Listening & Reading Test』が一般です。

外資系企業に転職を考えている方は、企業が求める英語力と現状の英語力を比較するためにも、TOEICの点数を目安にしましょう。

TOEICの点数とビジネス英語レベルの目安は、以下の通りです。

600~695点:英語をあまり使用しない外資系企業であれば転職可能なレベル

700~795点:英語が必要となる外資系企業が求める一般的なレベル

800~895点:外資系企業でのキャリアアップを目指せるレベル

900~990点:外資系企業で即戦力となるレベル


英語が必要な外資系企業で転職をするなら、最低でもTOEICは700点台を目指しましょう。また、外資系企業でのキャリアアップを狙うなら、より難しい英語のやり取りができるTOEIC800~900点台を目標とすべきです。

英語でのメールや資料作成

海外のクライアントと業務を行う外資系企業に転職した場合、英語で問い合わせのメール対応や進捗状況を報告しなくてはいけません。また、プレゼンでは英語での資料作成も行う必要があることでしょう。

外資系企業で英語のメールや資料作成をこなすには、英語で送られてくる相手からのメールの内容を理解するのはもちろん、正しい英語で相手に連絡事項や報告を伝えなければいけません。

形式的なメールの文章なら、外資系企業が求める一般的な英語力があれば差し支えはないはずです。ただし、プレゼンの資料を作る時は自分の言葉をきちんと英語で表現する必要があります。

また業務内容に専門的な用語が含まれる場合、基本的な専門用語も英語で読み書きできないとメールや資料作成で苦戦してしまいますよ。

社内の共通言語は英語

世界中から社員を採用しているグローバルな外資系企業では、社員同士がコミュニケーションをとりやすいようにという理由から、社内では共通言語が設定されています。

設定されている共通言語は外資系企業によって異なるものの、外資系企業のほとんどは世界中で多くの人が話している英語を共通言語として設定しています。

英語を共通言語としている外資系企業に転職すれば、同僚との何気ないコミュニケーションから上司との会議もすべて英語で行わなければいけません。

このような外資系企業に転職するためには、英語の読み書きや理解力だけではなく、外国人と英会話がスムーズにできるだけのコミュニケーション力も必要とされます。

外資系企業で働ける英語力があっても、普段から英語での会話に慣れていないとうまく言葉に出せないこともあるので気を付けましょう。

3.ビジネス英語を身につけるためのステップ

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外資系企業の転職を考えているのなら、仕事で役に立つビジネス英語を勉強すべきです。

しかし、転職のために英語の勉強を始めようとしても何から手を付ければ良いか分からず、途中で投げ出してしまう方もいるかもしれません。

そこでここからは、ビジネス英語を身につけるためにはどんな流れで勉強を進めるべきかについてお教えします。

基礎的な英語力を身につける

TOEICの点数などで外資系企業で働くレベルの英語力が十分でないと感じた方は、もう一度学生に戻った気持ちで英語の基礎を学び直しましょう。

日本の英語学習では、小学校から高校までの間に約1,000時間英語を学んでいるとされています。学生時代に学んだ英単語や文法は、英語の基礎中の基礎です。

そのため基礎的な英単語や文法を学び直すなら、過去に学校で学んだ英単語や文法からおさらいすべき。すべてではなくても、忘れていたり曖昧な記憶だったりする場合は、きちんと学び直しておいてください。

英単語や文法の基礎がしっかり身につけば、英語に対する今までの苦手意識も薄れていくはずです。

また、専門用語が多い分野の外資系企業に転職を希望するなら、専門分野を扱った本やドラマなどで英単語を学習するのもおすすめです。

本やドラマで気になった単語を抜き出して後ほど辞書で意味を調べ、オリジナルの英単語帳を作ってみてはいかがでしょうか?

さらに、TOEICの点数が伸びずに苦労しているのなら、TOEIC用のテキストで勉強をするのもアリです。

TOEICはビジネス英語の基礎となる英単語や文法が多く出題されるため、外資系企業での転職を考えている人の英語学習に大いに役立つことでしょう。

ビジネス場面での活用フレーズ化

仕事で英語を使用する場合、日常的な英語の表現ではなく『ビジネス英語』が使用されます。

ビジネス英語とは、相手に失礼のない言い回しかつ誤解のない分かりやすい表現を用いるのが特徴です。

ビジネス英語は日常会話で使用する言い回しとは違うため、ビジネス会話を習得するのは難しいと思うかもしれません。

しかし、会社で使用されるビジネス英語はある程度パターン化されています。また、ビジネスシーンで使用される文法や英単語も、日常会話に比べて少数。

定型文のように文章自体をまるごと覚えられるので、ビジネス英語の方が簡単です。

ビジネス英語でよく使用されるフレーズとして、以下に一礼を紹介します。

・Certainly(承知しました)

・Would you say that again, please?(もう一度おっしゃって頂けますか?)

・Can I check just one thing?(一点確認してもよろしいでしょうか?)

・Thank you very much for your quick response.(迅速にご対応頂き有難うございます)

・Please accept my sincere apologies(心よりお詫び申し上げます)

ビジネス英語が中々覚えられないという方は、ビジネスシーンで活用されるお決まりのフレーズをまるごと覚えることから始めましょう。

アウトプットの環境に身をおく

英語学習では、インプットとアウトプットの両方が大事とされています。英語学習におけるインプットとアウトプットとは、以下のような意味です。

・インプット:英単語や文法を読んだり聞いたりして記憶すること (リーディング、リスニング)

・アウトプット:英単語や文法を書いたり実際に話したりすること (ライティング、スピーキング)

いくら英語をインプットしてもアウトプットがうまくできなければ、英語を話すのは難しいと感じるはずです。ただし、インプットした情報が十分でなければアウトプットもううまくいきません。

外資系企業で活躍できるレベルの英語力を身につけるなら、まず基礎の英語力をインプットし、学習した内容をアウトプットできる環境に身をおいてみましょう。

英語を話せる外国人がいる友人がいれば、積極的に英語を話す努力をしてみてください。覚えたての英語を話すのは恥ずかしいかもしれませんが、ここは勇気を出して喋ることが大切です。

また、近隣に外国人が集まるカフェやバーがあれば、英語で話をしてみるのもいいかもしれません。しかし、コロナ禍ではお店が営業しておらず、英語で話せる機会を作るには難しいと考えることでしょう。

「英会話スクール」や「オンライン英会話」そして近年注目されている「VR英会話」はライティングとスピーキングが中心の勉強法。アウトプットには最適な環境です。

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英語力だけではなくコミュニケーション力が必要な外資系企業では、アウトプットも積極的に行いましょう。

4.外資系企業に転職するための効率的な英語学習

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英語力が必要な外資系企業へ転職するには、長い時間をかけず効率よく英語を勉強する必要があります。なぜなら憧れの外資系企業に転職するには、タイミングが重要だからです。


毎年新卒募集を行う外資系はあっても、中途募集のある外資系企業はそう多くありません。また、人気の高い外資系企業では募集の期間が短く、転職のタイミングを合わせるのは難しいはずです。


さらに、働きながら外資系企業の転職を考えている人は、英語が勉強できる時間が限られているのが問題です。

平日は仕事前と仕事終わりの数時間、休日も予定がない日の学習となるため、限られた時間で効率よく英語を勉強しなければいけません。


そこでここでは、外資系企業に転職するために知っておきたい、効率的な英語学習法をお教えします。


優先順位を付けて計画的に勉強する

素早く英語を身につけたいという気持ちから、1日にさまざまな勉強を詰め込んでしまいがちです。しかし、あれこれと手を出していると学習時間が足りなくなり、すべてが中途半端になってしまいます。


効率よく英語学習をするなら、1日の中で英語のどの分野を勉強するか優先順位を付けておきましょう。

英語学習の優先順位の付け方は、自分の苦手分野やTOEICで重視すべき分野など、自分が勉強すべきと感じた分野から順に行うべきです。

また、毎日同じような学習内容では飽きてしまうため、曜日ごとに学習内容を変えるなどの工夫も大切です。優先順位を付けて学習することで1つの分野に集中して取り組みやすくなり、少ない時間でも効率よく英語が身につくことでしょう。


インプットとアウトプットを繋げる練習をする

英語学習に必要なインプットとアウトプットは、効率よく英語を身につけるうえで大変重要です。しかし、インプットからアウトプットに繋げるためには、いくつかの段階を踏まないといけません。


英語学習のインプットからアウトプットまでの流れは、スポーツに例えるとよく分かります。

1.スポーツに必要な用語やルールを学ぶ

2.スポーツがうまくなるフォームや相手に勝つための戦術を学ぶ

3.スポーツ場で練習

4.練習試合に出る

5.自分が苦手とするフォームや弱点を研究し、練習に励む

6.本試合に出る



英語学習におけるインプットとは、1~2そして5の段階に当てはまります。対してアウトプットは3~4の段階です。


独学で英語を勉強する場合、英語のテキストを読み込だりCDを聞いたりすればインプットは簡単にできます。しかし、難しいのはアウトプットに繋げる段階です。


英語学習をスポーツに例えた場合、いくらスポーツの勉強をしても実際に練習してみないと自分自身の能力や苦手分野を知るきっかけが掴めません。


英語学習でも同じようにアウトプットする機会がなければ、分からない英単語や間違えた英文法&発音に気付くことができず、苦手分野をいつまでも克服できないでしょう。


仕事をしながら英語の勉強を効率よく行うには、できるだけ早い段階で英語の苦手分野を無くすことです。しかし、インプットとアウトプットを繋がなければ、いつまで経っても上達を感じられないはず。


インプットとアウトプットを繋げる練習は、1人でも簡単にできます。おすすめなのは、覚えた英単語や文法を使い、英語で日記を書いてみること。


インプットとアウトプットは、両方があってこそ英語学習が上達します。日頃からインプットとアウトプットのバランスを意識してみましょう。


アウトプット重視の学習を意識する

英語学習において、インプットアウトプットは重要。特にアウトプットは、インプットした英単語や文法を記憶に定着させるほか英語の理解度アップなどのメリットがあります。


しかし、英語学習業界ではよく「日本人はアウトプットが足りていない」と言われています。ある程度英語の知識があるという方は、インプットではなくアウトプット重視の英語学習を意識してみてください。


・英語の文章を書く

・英語のテストを受ける

・英文を音読する

・英会話をする


上記が英語学習でのアウトプットにあたる部分です。自力で英語の文章を書いたり英会話をしたりと、アウトプットは実践できる英語を練習する場のようなもの。


積極的にアウトプットをすることで、本番で役立つ英語力を鍛えることができます。外資系企業で役立つ英語を習得するなら、インプットだけではなくアウトプットを重視して学習しましょう。

5.まとめ

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転職先に考えている外資系企業によっては、求められる英語力が異なります。日系企業や日本人の多い企業であれば、ほとんど英語力は必要ないかもしれません。

ただし、外国人が多い外資系企業でグローバルに働きたいなら、プレゼンや会議でも役に立つ高レベルな英語力が求められます。

仕事をしながら英語力を磨くのは大変かもしれません。しかし、ビジネス英語は形式的なものが多いため、フレーズ化して覚えてしまいましょう。

また、英語学習ではインプットだけでなく、アウトプットを意識することが大切です。最初はつたない英語でも、積極的に練習することで英語が身についていきます。

英語が苦手な方でも効率のよい勉強法を実践すれば、外資系企業への転職も夢ではありません。ぜひ今回紹介した勉強法も参考にしてみてくださいね。


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