転職で英語面接が必要なら、絶対に知っておきたいポイント

外資系企業に転職する際の面接では、英語面接が行われることが多いです。

特に英語を使う部署を希望する場合は、英語面接は必須。

正しい英語で発言することはもちろんですが、「自己PR時にあれこれ盛り込みすぎない」など、英語面接で抑えておくべきポイントがいくつかあります。

本記事では、英語面接で高評価を得るためのポイントや、実際の英語面接で多く用いられる例文とその回答例など、さまざまな情報をお届けします。

 

1.外資系転職の際の英語面接で評価するポイントとは

英語面接で評価を得るためのポイントは、大きく分けて以下の2つです。

・ポジションに応じた英語力が身についているか
・英語でのコミュニケーションができるか

これらのポイントについて、以下に詳しく解説します。

ポジションに応じた英語力が身についているか

営業や技術部、人事部、法務部など、会社に応じてさまざまな部署があります。

部署によってコミュニケーションの内容はさまざまなので、各々のポジションに応じた英語力が身についているかどうかは重要な評価のポイントです。

「ビジネス英語」と呼ばれる英語力を身に着けていることは、外資系企業で働く上での基本となります。

営業であれば、自社のサービス内容を英語で説明できることはもちろん、ちょっとしたトークも状況に応じて必要になってきます。

技術部であれば、業務に関わる技術に対する専門知識を英語で話す必要がありますし、法務や人事部でも専門用語を使うことが多いです。

自分が希望するポジションに応じた英語力をしっかり身につけておきましょう。

英語でのコミュニケーションができるか

仕事におけるコミュニケーションの場はさまざまで、業務中のやり取りはもちろん、ミーティング、取引先との交渉、同僚との日常会話など、実に多くのシチュエーションがあります。

その場面ごとで必要となる英語力は異なりますので、状況に応じたコミュニケーションが取れることも必須条件です。

また、コミュニケーションに必要なのは、英語を話す力だけではありません。

アイコンタクトや、英語圏の人と話す上で必要となる抑揚を出すことなども、コミュニケーション能力のひとつです。

日本人と英語圏の外国人とでは文化が違うので、「謙虚になりすぎない」など、相手と対等にコミュニケーションを取るための能力も必要になります。

2.英語面接の流れを知ることが成功のカギ

英語面接と日本語での面接は、同じ面接なので大きな違いはありません。

しかし、場面ごとのコミュニケーションに必要となる要素には少し違いがあります。

面接の流れを理解し、いざというときに相応の対応が取れるように練習しておくとよいでしょう。

以下に、大まかな面接の流れと抑えておくべきポイントについて解説します。

1.挨拶

面接を実施している部屋に入る際、日本語なら「失礼します」と言って入室します。

英語面接では、「May I come in?」と言ってから、返事を待って入室するのがベターです。「Excuse me」と声をかけてしまう人もいるようですが、こちらは間違いなので注意してください。


面接官と顔を合わせたら、まず「Hello」と挨拶して握手を交わします。

面接での握手は日本にない文化ですが、握手から始まるのは欧米らしいですね。

ここでのポイントは、アイコンタクトをしっかりと取りつつ握手することです。

何度も頭を下げることのないよう、堂々とした対応をしてください。

その後「My name is ◯◯」名前を名乗ってから、「お時間をいただいてありがとうございます」という

意味で「Thank you for your time today」と挨拶しましょう。

日本でも、面接官に「座ってください」と言われてから着席するように、英語面接でも「Have a seat」と言われてから着席します。

2.スモールトーク

「スモールトーク」とは、相手の緊張を和ませるためのちょっとした会話です。

話が膨らんでこそのスマートトークなので、質問に対して「Yes」「No」だけで答えるのはNG。

きちんと自分の意見を英語で述べましょう。

ここでも英語のコミュニケーション能力が試されます。

3.自己紹介

日本も同様ですが、英語面接でも必ずといってよいほど自己紹介を求められます。

事前に英語での自己紹介について、しっかりと準備・練習しておきましょう。

この自己紹介の段階で、自分の希望するポジションについてアピールできるポイントがあれば、ぜひ盛り込んでおくことをおすすめします。

自己紹介の流れが不自然にならないように、学歴からこれまでの経歴、自己PRなど、構成もしっかり考えた上で述べてください。

4.志望動機

志望動機も必ず質問される項目のひとつです。

面接官から「Why do you want this job?(なぜこの仕事を希望したのですか?)」とわかりやすく尋ねられるとは限りません。

どのような形で質問されても、スムーズに答えられるように準備しておきましょう。

ここでも、自分が業務に役立つことができるスキルをアピールできる場合は、積極的にアピールします。

 

5.逆質問

日本でも、「何か質問はありますか?」と必ず聞かれます。

英語面接でも同様ですので、わからないことがあればここで必ず質問してください。

無理やり質問をしなければ、と思って的外れな質問をしてしまうのは逆効果です。

募集要項をしっかり確認して、わからないことがあれば質問したり、業務で不明な点があれば質問するなど、事前に準備しておきましょう。

 

6.お礼、挨拶

一通り面接が終了したら、日本と同じようにお礼の挨拶をして退席します。

お礼は「Thank you」でも問題ありませんが、「It was my pleasure meeting with you」などの挨拶をするのもよいでしょう。

必ず笑顔で挨拶することを忘れずに。

3.英語での採用面接でよく聞かれる10の質問と回答例

以下に、英語面接の質問で多く見られる内容とその回答例を10例ご紹介します。

まったく同じように質問されるとは限りませんが、覚えておくといざというときしっかり回答できるので、ぜひ参考にしてください。

Why do you want to work here?(志望動機を教えてください)

<回答例>

I am looking for a company that challenges itself to meet the needs of society and clients.

(社会やクライアントのニーズに合わせて、常にチャレンジしている会社を探しています。)


企業の持ち味はそれぞれ違うので、あくまで一例です。

こうした言葉を挟んだ後に、実際の志望動機を説明するとスムーズに自分の思いを伝えられます。

What interests you about this role?(この仕事に興味を持ったのはなぜですか?)

<回答例>

Because(なぜなら~)に続けて説明

「なぜなら」に続けて自分の意見を述べますが、このときあまり話を詰め込まず、できるだけ完結にまとめましょう。

Why are you leaving your current job?(今の仕事を退職する理由は何ですか?)

<回答例>

I really enjoyed working at my previous company. However, I’m starting to feel like I’d like to work for a bigger company with more opportunities for growth.前職の仕事をとても楽しんでいました。しかし、成長機会の多い、より大きな会社で働きたいと思い始めました)

退職理由はその人それぞれですが、現職のマイナス面を述べる必要はありません。

前向きに、「御社に魅力を感じた」ということを伝えることがポイントです。

What are your greatest strengths?(あなたの長所は何ですか?)

<回答例>

I’m a quick learner. I can grasp the point of the issue quickly.

(私は物覚えが早いです。問題の本質をすぐに把握します)


こちらも、自分の長所によって回答内容が異なりますので、あくまで一例です。

「長所は◯◯である。それによって△△が可能」といった流れで回答すると、面接官に長所を具体的にアピールできます。

What are your greatest weaknesses?(あなたの短所は何ですか?)

<回答例>

My defect is to be a perfectionist.

(私の短所は完璧主義なところです)

長所にもなりえる短所を説明できるとベストです。


What did you like most about your last position?(前職に関して良かったと思う点を教えていただけますか?)

<回答例>

It was a great entry-level position at a start-up agency.

(前職はスタートアップ企業で素晴らしいポジションで仕事ができました。)

こちらもあくまで一例です。

前職の魅力をよく考え、適切に英語で表現できるように練習しましょう。

What did you like least about your last position?(前職に関してあまり良くなかった点を教えていただけますか?)

<回答例>

While I enjoyed my time learning and growing in my last job, there was a lack of opportunity in the way I wanted to progress in my career.

(前職では、学び、成長する時間を楽しんでいましたが、自分がキャリアアップできる機会がありませんでした。)

こちらもあくまで一例です。

前職のマイナス面についてよく考え、愚痴にならないように気をつけて説明しましょう。

How do you work under pressure?(仕事のプレッシャーにはどう対処しますか?)

<回答例>

I find that routine can make us complacent, so I try to look for challenges that push me to grow.

(決まりきったことをしていると満足してしまうので、自分の成長を促すようなチャレンジをするようにしています。)

あくまで一例ですが、ポジティブにプレッシャーをパワーに変えられるような回答をすると好印象を得られるでしょう。

Why are you interested in this position?(この仕事に興味があるのはなぜですか?)

<回答例>

This position fits perfectly with my skill set and how I’m looking to grow in my career. 〜

(この仕事は、私のスキルアップやキャリアアップにぴったりです。)

自分のニーズと希望する仕事がマッチしていることを伝えた上で、かつ自分はそのポジションで役立つことができるというアピールを加えるとベストです。

What are your goals for the future?(将来の目標は何ですか?)

<回答例>

I would like to continue developing my marketing expertise over the next several years.

(今後数年間は、マーケティングの専門知識を深めていきたいと思います。)

回答例はあくまで一例です。

自分が今後の目標として見据えているものは何かをよく考え、英語でアピールできる準備をしておきましょう。

4.英語の面接を受ける際の注意点

英語面接と日本語の面接では、とるべき態度が変わってきます。

以下に、英語面接を受ける上での注意点を3つ解説します。

 

アイコンタクト

実際に英語圏の外国人とコミュニケーションを取るとよくわかりますが、外国人はアイコンタクトが非常に積極的です。

日本人は目を見て話さない人もいるのに対し、ほとんどの外国人はしっかり相手の目を見て自分の意見を伝えようとします。

アイコンタクトはとても重要ですので、今からコミュニケーションの練習をしておきましょう。

 

あいづちを打ちすぎない

日本人はつい「はい、はい、はいはい」のように相槌をたくさん打ちながらコミュニケーションを取ってしまいますね。

しかし英語面接では、不必要に相槌をする文化は理解してもらえません。

必要だと思ったときにうなづいたり、レスポンスを返せば充分です。

わからないときは聞き返す

英語面接では、「質問をした回答が聞き取れなかったらどうしよう…」という思いから、なかなか質問することができないことがあります。

しかし、意見があればきちんと述べる、わからないことがあれば質問するというのが英語圏のビジネスシーンでは基本です。

日本語であっても、面接官が早口で内容を聞き取れなかった場合は「もう1度おっしゃっていただけますか」と聞き返します。

同じように、英語面接でもわからなかったり、聞き取れなかった言葉あれば聞き返してもかまわないのです。

わからないことがあれば、遠慮なく質問しましょう。

 

5.ビジネス英語を身につけるならVRスマート・チューター

「自分にはビジネス英語でのコミュニケーション能力が足りないかもしれない」と感じたら、学びをさらに深める必要があるかもしれません。

ビジネス英語を身につける上で、ぜひおすすめしたい教材「VRスマート・チューター」について、以下に解説します。

ビジネス英会話に特化したプログラム

VRスマート・チューターの特徴は、ビジネス英語に特化しているという点です。

一言でビジネス英語といっても、そのシチュエーションはさまざま。

VRスマート・チューターでは、英語の取引、会議、同僚とのコミュニケーションなど、必要となるシチュエーションに応じたカリキュラムでビジネス英語を習得することができます。

「ひとつのカリキュラムを終えたら、次は別のカリキュラムを学ぶ」というように、さまざまなシーンでのビジネス英語を学ぶことができますので、英語力の幅が広がります。

気が済むまで繰り返し練習

VRスマート・チューターは、VRを装着してAIを相手に学ぶ英会話学習法です。

会話をする中で、「今の発音をきちんと習得したい」と思ったら、その場で一時停止をして何度も繰り返し練習できます。

人間の講師が相手だと、気を使ってやり直しを提案しにくいことがありますが、AI相手なら気が済むまで繰り返せます。

また、発音をAIが客観的に分析して評価し、足りないところを教えてくれるので、弱点を克服しやすいです。

発音はもちろん、アイコンタクトが取れているかも評価されるため、英語力だけでなくコミュニケーション力も伸ばせます。

自分のペースで英語学習ができる

VRスマート・チューターは、早朝でも深夜でも、自分の好きなときに英会話学習に入れます。

英会話教室やオンライン英会話では、時間が決められているので急用が入ったらキャンセルせざるを得ません。

直前のキャンセルは料金がかかってしまうことが多いので、金銭的に負担がかかることも。VRスマート・チューターなら、いつでも好きな時間に実践的な英会話を学べます。

 

6.VRスマート・チューターなら自信を持って英語面接に臨めます!

VRスマート・チューターは、ビジネス英語の英語力をつけるだけではなく、アイコンタクトや抑揚など、英語でコミュニケーションを取る上で必要な要素をすべて網羅している点が大きな魅力です。

また、VRを通して実際のビジネスシーンを体験しながらの英会話学習はとても楽しく、ゲーム感覚で学習を進められます。

 

VRスマート・チューターでは10日間の無料体験を実施しており、実際のレッスンとまったく同じ環境でレッスンを体験することが可能です。

ぜひVRならではの世界を味わいながら、ビジネス英語学習を楽しんでください。

スマート・チューターについて、ご不明点やご質問などあればお気軽にコメント!または下記までご連絡ください。

サポートメール:support@plusone.space